少子化の影響で学習塾などはブラック化が進んでいるのか?| インタビューに答えた人の自業自得感が強すぎて…

女子SPA! というところの記事で、「昇給も休みもゼロ。どうあがいてもダメな斜陽業界の悲しさ」という記事がありました。1 学習塾で働く女性へのインタビュー記事なのですが、現状が如何に酷いのかを女性に語らせています。

この記事で主張していることを凄く簡単に言うと、少子化で子供の数が減り学習塾がブラック企業化しているという内容です。

自業自得としか思えない

記事で語られている内容は、もちろん完全な嘘というわけでは無いのでしょう。この手の記事では、誇張はあるでしょうけどね。

それをよむと、大変だなあという感じがしないでもありません。でも同時に、ちょっと同情し辛いなあという印象も持ちました。

というのも、この女性は39歳で勤続6年なのです。ということは、おそらくは、6年前の31歳のときに転職してきた業界なわけですよね。

でも、6年前には少子化で学習塾の顧客が減ることは予想できたはずです。しかも、新卒で入ったわけではなく、それなりに社会経験も積んだうえで入った職場です。だとしたら、将来の状況を予見できなかった方も悪いと思ってしまうのです。

もちろん、労働基準法の基準を下回るような労働条件なら、改善されないといけないですけどね。実際、労働基準法のルールを守れていない部分もあるようなので、その部分に関しては改善されると良いですけどね。

でも、やっぱり全体的には、自業自得感が強いです。

全部人のせいにしている感じが印象を悪くしているのかな

この方は、どうも、状況が悪いと人のせいにする傾向があるようです。上で紹介した不満もそうなのですが、さらに酷い次のような発言までしています。

らにムダに無能なオヤジが主要ポストを占めていて、若手が出世する余地がない。若手は「オヤジたち死なないかな?」と本気で思ってますよ

斜陽産業に入ったら、新しく人を雇う可能性は小さいでしょう。そうであれば、出世がし辛い状況なんて、予想が出来たはずなんですよね。それを見抜けなかった自分を棚に上げて「オヤジたち死なないかな?」だと、全く共感は出来ませんよね。

無能なオヤジが本当に無能なら、そこにノコノコと転職してきた彼女自身も同類だと思われるはずです。そのことに気づかず批判しているのが、ちょっと痛々しくすらあります。

今転職できないってどういうこと?

ちなみにこの方、今でも状況判断は出来るようになっていないみたいです。記事の最後の方で、次のようなことを語っています。

不穏な職場だが、「この景気で転職できるわけがない」と言う大山さん。抜け出せる日は来るのか。

有効求人倍率やら完全失業率などを見ると、日本の雇用環境は確実によくなっています。高校生や大学生の採用にも積極的な企業は増えているようですよね。

この状況で景気に不満を言っているとしたら、逆にいつなら転職できるのか聞きたいものです。この方が転職した6年前よりは、よっぽど環境は良いと思うのですけど。

おそらく、記事の意図としては、労働環境の悪さを紹介したかったのでしょうけどね。インタビューに答えた方の被害妄想的な部分が気になって、まったく記事の主張は頭に残りませんでした。


  1. 昇給も休みもゼロ。どうあがいてもダメな斜陽業界の悲しさ
    女子SPA! 2015年6月11日 []

スポンサードリンク

スポンサードリンク

関連した記事を読む


コメントは受け付けていません。