民進党の雇用政策はさらに期待できなくなった| 2016年参院選で再確認できました

2016年の参院選の結果が出ました。私が注目する民進党は、見事に敗れることになりました。ただ、直前予想よりは獲得議席数が多かったようで、岡田代表も当面続投しそうな感じです。

一応書いておきますが、民進党は観察対象として注目しているだけです。決して支持はしていませんので、誤解無きようよろしくお願いします。

民進党はリベラル政党ではない

民進党の掲げる政策は、突っ込みどころが色々あって興味深いのですが、個人的に一番の注目は経済政策です。

安倍内閣の経済政策の柱である金融緩和に対して、日本を滅ぼす政策であるかのように、民進党は苛烈に攻撃してきました。これはテレビや新聞などでも繰り返し報道されています。

でも民進党って、かなりリベラルよりの政党ですよね。なにせ、あの共産党と一緒になって安保法案で与党に反対するくらいですから。となると、彼らの経済政策へのスタンスは、全く理解が出来ないのです。

というのも、本来は金融政策というのは、雇用と密接な関係があるからです。一般に金融緩和をすると、雇用が増えるとされています。その証拠に、アメリカで日本の日銀にあたるFRBは、雇用にも責任があります。FRB議長の発言をチェックすればすぐ分かるのですが、頻繁に雇用に関して言及しています。

ですから、自民党の金融緩和に反対する民進党が主張というのは、雇用を減らす政策なのです。どう考えたって、リベラル政党の政策とは思えないですよね。どちらかというと、右よりの政党が主張すべき事なのです。

雇用に優しくない民進党

まともに経済を分かっている人は、民進党の主張の矛盾が分かっています。そりゃ、民進党への支持も離れますよね。

個人的に不思議なのが、こんな状態にもかかわらず、いまだに民進党に投票する人が少なくないという事実です。民進党が政権をとると、雇用が危うくなるって知らないのでしょうかねえ。あるいは、中身はよく分からないで、リベラル的だからとか、反自民だからという理由で投票しているのでしょうか。

そういう人に向けてぜひ言いたいのですが、民進党はリベラルの政党ではありませんよ。雇用を減らす経済政策を前面に押し出している政党です。

経済を分かっている議員も落選し

ところで、民進党の中にも、経済政策に明るい人がいないわけではありません。ただ、残念なことに、そういう人は党幹部になれないのが現実のようです。

そして今回の参院選で、民進党の中でも経済が分かっているとされた議員が落選の憂き目にあいました。金子洋一氏です。

今回の選挙で、神奈川選挙区で民進党が2人の候補を立てたために落選してしまいました。もう一人の候補が当選した真山勇一氏です。日テレの元キャスターで新人候補ですね。

金子氏は民進党幹部に疎まれていた感じがあります。そこに真山氏の出馬ですから、何か意図がるのではないかと勘ぐってしまいます。

まあ、なんにしても、これで民進党の経済政策はまた一歩期待できなくなったのは事実でしょう。雇用に優しくない民進党。マニフェストでないを言おうと、彼らの言動からは、こう判断するしかありません。


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