NIKKEI STYLE に「アラフォー独身女性、4割が非正規」という記事が載っていました。1
タイトル通りの記事で、総務省の労働力調査によると35歳から44歳の独身女性の41%が非正規雇用なのだとか。ちなみに人数にすると、約79万人です。
就職氷河期の影響を引きずっている
この年代の女性に非正規雇用が多い理由は、就職氷河期であることと関連があるようです。新卒のときに正規雇用に就けず、そのまま非正規だという事ですね。
日本労働市場では、新卒で正規社員に就けないと、その後に正規社員になるのは難しいと言われています。その影響をもろに受けているという事なのでしょう。
20年あって何とかならなかったのか?
とは言え、40歳前後という事は新卒から20年程度は経っているわけですよね。その間に何か出来なかったのかという疑問は残ります。
40歳前後で独身という事は、おそらく一生独身であるという覚悟はどこかでしていると思うのです。だったら、そのタイミングで本格的に仕事を探すことも出来たように思うのですが。
特に最近は、完全失業率が下がり有効求人倍率が上がってきています。職を探すなら最高の時期なのではないでしょうか。
金融緩和がもう少し進むと、正規社員がさらに増えるという予想をするエコノミストもいるようですし。
- アラフォー独身女性、4割が非正規
NIKKEI STYLE 2016年8月21日 [↩]
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