富国生命が嘱託女性を正社員に| 労働者が有利な雇用環境になりつつあるようです

富国生命が嘱託の女性400人を正社員にするそうです。時事通信が伝えています。

富国生命保険が営業所で事務を主に担当する嘱託女性の「機関事務員」全員を、10月から正社員とすることが15日、分かった。年収は平均で7.4%(約22万円)増え、管理職に昇進する道も開ける。働き方改革の一環で、従業員の士気を高めるのが狙い。1

年収が22万円増えるという事ですから、1か月あたりの給与を2万円近く増やすのでしょうね。とは言え、年収22万円増程度では、他の正社員と比べるとまだ少ないのではないかと思いますけど。

まあ、収入が増えるのは間違いありません。とりあえずは、いいニュースではないでしょうか。

有効求人倍率や完全失業率を見ると分かるように、日本の雇用環境はだいぶ改善しています。優秀な人材を囲い込むために、手を打ったという事なのでしょう。

労働者が有利な雇用環境になりつつあるようです。

嘱託ってバイトとかパートとどう違うの?

ちょっと余談ですが、嘱託ってどんな人を指すのでしょうか?

よく聞く言葉ではあるのですが、正確な定義って今一つあやふやではな気がします。バイトとかパートとはどう違うのでしょうか。

大辞林で「嘱託」を調べると、次のように定義されていました。

しょくたく【嘱託・属託】
( 名 ) スル

仕事を頼んでまかせること。依嘱。 「委員会の人選を彼に-する」

通常の社員・職員とは異なり,その能力などを見込まれて特定の仕事を依頼された人。

やっぱり、この定義だと分かりづらいですね。この定義から考えると、派遣社員の仕事も嘱託になりそうですよね。すごく位置づけがあいまいに感じます。

別の問題を含んでいそうです

本筋とは違うところで、この記事には一つ気になる点があります。それは「嘱託女性」と性別を限定している部分です。

富国生命では嘱託は女性にしか採用していないのでしょうか?あるいは、今回正社員にするのは女性に限るのでしょうか?

どちらにしても、性差別としか思えないですよね。ちょっと問題を感じます。


  1. 富国生命、嘱託女性400人を正社員に
    時事通信 2016年9月16日 []

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