前のページで見たように、雇用保険の失業者への給付は様々な名前で呼ばれています。雇用保険法でつかわれている正式名称が「基本手当」で、それ以外に「失業給付」「失業手当」「雇用保険」などの言葉が同じ意味でつかわれているようです。
それでは、これらの語の使用頻度はどうなっているのでしょうか。正式名称の「基本手当」を使っている人は、あまり多くはなさそうですよね。
そこで、Google Trends を使って、これらの語の使用頻度を比較したグラフを作ってみました。期間は、2011年から2015年の5年間です。
これを見ると一目瞭然で、「失業保険」という語を使う人が圧倒的に多いようです。逆に、正式名称である失業給付は、圧倒的な最下位でした。一般の人は、失業給付なんて言葉は知らないという事ですよね。
はっきり言って、雇用保険法を書いた人のセンスが酷すぎたという事でしょうね。もうちょっと、一般の人が理解しやすい名称を付ければよかったのにと思います。
今更帰るわけにもいかないし。困ったもんです。
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