エキタスという団体が、最低賃金を1,500円に引き上げるようにデモを行ったのだそうです。朝日新聞が伝えています。1
デモを行うのは許された行為です。ですから、やりたければ勝手にやってもらって構いません。ただ、このデモって、率直にってかなり違和感を感じるのです。
最低賃金にこだわるより正規社員を目指したら?
繰り返しますが、この記事を読んで、すごく不思議に思った点があります。それは何かというと、若者だったら最低賃金なんて気にしないで正規社員の仕事を探せばいいと思うのです。
朝日新聞の記事を読むと、一応は、エキタスという若者のグループのでもという事になっています。もし本当にそうなら、現在のご時世を考えると、正規社員の職を探しやすいはずなんですよね。
これは、新卒社員の就職状況を見れば一目瞭然です。普通に働ける若者なら、比較的簡単に正規社員の仕事を見つけされる可能性が高いでしょう。
そんな状況なのに、「何で最低賃金にこだわるの?」と疑問に思うわけです。デモをする時間があったら、就職活動をすればいいのにね。さもなくば、何か手に職をつけるとか。
もちろん中高年が中心だとしたら、最低賃金云々という主張も分からなくはありません。いくら環境が良くても、中高年のフリーターが正規社員になれるとは考え辛いからです。
本当は若者のデモじゃないのでは?
ところで、このデモは本当に若者中心に行われたのでしょうか。デモの主催者は若者のデモという体裁を取っていますけどね。
最近のこの手のニュースを見ていると、若者中心のデモと言いながら、参加者の大半は高齢者なんてことも珍しくはありません。
新聞の写真だけを見ると、確かに若者中心に見えるんですけどね。実は若者がいる場所しか写していないだけなのです。デモの動画を見るとまるわけです。
ということで、中高年が主体のデモだとすれば、最低賃金を上げろという主張も対象は納得できそうです。
- 「最低賃金、時給1500円なら夢ある」若者らデモ
朝日新聞デジタル 2017/4/15 [↩]
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