現代ビジネスの「このままでは『人手不足倒産』という悪夢が現実になる 『バブル期超え』を喜んでいる場合か
」という記事によると、事務職というのは相当狭き門なのだそうです。1 「事務的職業」だけに絞って有効求人倍率を計算すると、0.4倍になるのだとか。
ということは、単純計算すると、事務職を探している人のうちの6割は仕事が見つけられないという事ですよね。事務職にこだわりが強い場合、かなり厳しい就職活動になる可能性があります。
関係する部分をちょっと引用してみましょう。
例えば4月の調査で「一般事務職」の求人数は14万9971件に対して、求職者は47万9035件に達する。有効求人倍率は0.31倍だ。「事務的職業」全体でみても、有効求人倍率は0.4倍にとどまる。つまり、事務職に就きたいという希望者が多い一方で、企業の中では事務職の仕事自体がどんどん効率化され消えていっているという現実がある。
記事の中では、事務職の希望者が小売りやサービスに興味を持てば、雇用のミスマッチが解消され、深刻になりつつある人手不足の問題の軽減が出来るとしています。記事の中で指摘されている通り、事務職希望者の意識を変えることが出来れば、確かにそうなるでしょう。
そんなに簡単じゃない気がする
でも、事務職を希望している人に販売やサービスの仕事をさせるのって、ちょっと難しそうですよね。
そもそも事務職希望の人たちって、接客が苦手で事務を選んでいる人が多そうですよね。そういう人たちに販売やサービスに目を向けさせるって、結構大変そうです。
さらに言うと、もともと事務をやっていた人が、新たに販売やサービスの仕事を探そうとは思い辛いはずですよね。特に、前の仕事のキャリアがそれなりに長ければ、似ている仕事を選ぼうと思うでしょう。前の仕事の経験が、職探しでも有利に働くと考えるからです。
もちろん、販売やらサービスやらの仕事が、比較的給与が安いというのも影響しているのでしょうけどね。それ以外の問題点も色々とありそうです。
思い切って職種を変えてみた方が仕事を見つけやすいのか?
一般的に、近い種類の仕事をして、キャリアを積み上げていくのが良いとされています。ただ、このように、思い切って仕事を変えた方が良いケースもありそうですね。
変な思い込みに縛られてしまうと、仕事も探しにくくなる可能性があるという事かもしれません。
まあ、新しい仕事をするのって、勇気がいりますからね。ただ、それでも、新しい職種の仕事を探してみるのは有効な手段かもしれません。
- このままでは「人手不足倒産」という悪夢が現実になる 「バブル期超え」を喜んでいる場合か
現代ビジネス 2017/5/31(水) 11:01配信 [↩]
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