最近は、雇用に関しては、アベノミクスの成果が強調されることが多いですね。
有効求人倍率で見ても、完全失業率で見ても、かなり良い数字が出ています。その上、正社員の求人が増えてきたという話もあります。
賃金に関しては、まだ完ぺきとは言えませんが、基本的に良い傾向なのは間違いありません。2017年10月の衆院選で自民党が勝った要因の一つは、間違いなく経済政策の成功でしょう。
生活保護に関する数字も改善しているようです
ところで、アベノミクスの成果は、当然ですが雇用だけではありません。実は、生活保護にも影響を与えているのです。
もう少し詳しく書くと、生活保護世帯自体は「横ばい」か「やや減少」程度なのですが、高齢世帯を除くと減少傾向にあるのです。前年比で減少が続いています。
生活保護の受給世帯は横ばい程度
具体的な生活保護全体の推移に関しては、次のグラフが分かりやすそうです
これは、厚生労働省のサイトにある、「生活保護制度の現状について」というレポートのハードコピーです。もともとは、「社会保障審議会生活困窮者自立支援及び生活保護部会(第1回)」というので使われた資料のようですね。
安倍政権発足が平成24年末ですから、そこから横ばいからやや減少に転じているのが分かります。対前年比のグラフを見ても、ゼロ近傍からややマイナスというところまで改善しています。
これだけでも、安倍政権発足後はいい方向に向かっている事が分かりますね。
高齢世帯以外は明らかに減少傾向
そして、生活保護受給世帯は年齢が高い層が多いというのは、次のグラフで分かります。これまた「生活保護制度の現状について」というレポートのハードコピーです。
もう、このグラフを見れば一目瞭然ですね。生活保護世帯で伸びているのは、高齢世帯だけです。それ以外の要因の世帯は、前年比で減少傾向にあるのです。
高齢化が進んでいるので、高齢者の生活保護が増えるのは仕方がないところでしょう。ただ、それ以外の部分に関しては、受給世帯が減っているわけですね。
経済政策が正しいと、世の中ってよくなるんだね
それにしても、経済が好調だと、ここまで分かりやすく数字に表れるのですね。弱者を救おうと思ったら、とりあえず金融政策が一番効くと言って良さそうです。
安倍内閣が当面は続きそうなので、この点に関しては心配しないで良さそうですね。消費税の増税がちょっと気がかりですが。
逆に、経済的な意味では、現在の左派系政党の主張には、かなり首をかしげざるを得ません。本当に弱者の事を考えるなら、安倍内閣と同じような政策を目指すべきなんですけどね。
そもそも世界の潮流では、左派系政党の経済政策は積極的な金融緩和です。ですから、「アベノミクスなんて生ぬるい」というスタンスでも良いはずなんですよね。
そういうスタンスの党が出てくれば、応援する可能性もあるんだけどなあ。現状だと、ただの反対与党ですからねえ。
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