転職後にすぐに会社を辞めた場合の雇用保険(失業保険)の失業給付は?

次のようなケースを考えてみましょう。

田中さんは5年勤めたA社を辞めた後、すぐに違う会社B社で働き始めました。AをやめてからBで働き始めるまでの期間は1週間でした。すぐに新しい仕事が見つかったのでハローワークにも行っていません。

ところが、田中さんは僅か3ヶ月でB社を辞めてしまいました。新しい会社とは相性が悪かったようです。

実際こんなケースはありそうですよね。で、気になるのは、B社を辞めた後の田中さんは、雇用保険(失業保険)の失業給付をもらうことができるかという点です。法律はどうなっているのでしょうか。

田中さんは雇用保険の失業給付を受け取れます

結論から言うと、おそらく上のようなケースでも、田中さんは雇用保険の失業給付をもらうことができそうです。

田中さんのケースでは、B社での労働はたったの3ヶ月です。しかし、失業給付をもらうには、過去2年間に12ヶ月以上働いていることが必要です。ですから、B社だけで考えると、失業給付はもらえないはずです。

しかし、今回のようなケースでは、A社で働いていた期間も通算することが出来るのです。A社で働いていた期間とB社で働いていた期間を合わせることが出来れば、過去1年に6か月以上という条件は満たせますよね。

ですから、おそらく、田中さんの場合は失業給付を受け取ることが出来るでしょう。まあ、もう少し細かく見てみないと分からない部分は有りますけどね。

ちなみに、「過去2年間に12ヶ月以上働いていることが必要」と書きましたが、ここがちょっと厄介な部分です。離職日から1か月ごとにさかのぼっていったときに、11日以上働いている場合は1か月分とカウントされます。それが12回以上あれば12か月働いているとみなされるのです。

とにかく、このケースで大事なのは、雇用保険の被保険者だった期間は通算できるケースがあるということです。これを知っているのと知らないのでは、大違いです。自分はB社で働いた期間が短いからと、はなから諦めてしまったら、もらえる失業給付ももらえなくなってしまいますよね。

ただ、何でもかんでも通算できるということではありません。例えば、いったん失業給付を全てもらってしまうと、そこでリセットされてしまいます。上の例だと、A社を辞めた後にB社に入る前に失業給付を全てもらってしまったようなケースですね。こんな場合は、B社に勤めている期間だけで判断されることになります。しかし、給付日数が残っているような場合は、失業保険がもらえる可能性もあります。

とにかく、自分のケースは通算できるのかどうか、確認してみる価値はあるはずです。


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