有効求人倍率など雇用環境は改善、納得しないYahoo!にコメントする人たち

雇用に関しては、アベノミクスの効果が確実に出ているようです。有効求人倍率や完全失業率などの雇用環境を示す数字が、明らかに改善してきています。1

金融緩和は雇用の改善につながることはよく知られています。これは、米連銀のFRB がアメリカの雇用政策の一端を担っていることからもよくわかります。最近の雇用環境の改善も、過去の実績どおりの結果になっていると考えて良いでしょう。

なぜだか認めたくない人たちが

しかし不思議なことに、この雇用環境の改善と言う事実を認めたくない人たちがいるようです。誰かと言うと、Yahoo!ニュースの掲示板にコメントをする人たちです。

彼らの言い分によると、政府が発表するこれらの数字は全く意味が無いものなのだそうです。なぜ意味が無いかというと、「求人倍率が増えたのは正規の仕事を減らして非正規の仕事を増やしただけ」なのだとか。

でも「最近の傾向として正規社員が減っている」なんて報道は、見たことが無いんですよね。彼らのこうした思い込みが、どこから来ているのかは全く分かりません。

私自身もYahoo!ニュースのコメント欄にコメントをして、議論をしてみようと思ったことも有りました。でも、自分の主張は正しいから正しいと言う感じで、全く議論になりませんでした。

雇用に関しては全く改善していないと言う思いが相当強いようでした。全く理屈が通じる感じではなかったのです。聞いたことが無いような珍説を持ち出して自説を強硬に主張し、全く聞く耳を持たないと言う感じだったのです。

まあ、たまたまコメントした人が、ちょっと偏執的な傾向の持ち主だったのかもしれませけど。

私が議論しようと思った方が特別だったとしても、他の方々も雇用に関しては強い不満を持っているようです。雇用環境が改善しているというどんなニュースでも、「出鱈目だ!」というコメントが高く評価されています。

右派的な思想の人が多そうなんだけどなあ

さらに不思議なのが、Yahoo!ニュースにコメントする人たちは、比較的右派的な発言をする人が多いという事実です。どうも、雇用政策に批判的な人たちの多くが、安倍政権には共感を覚えているようなのです。。

例えば、靖国参拝などだと、諸手を挙げて賛成している人が多いんですよね。中韓に対して比較的強い対応をしているのも、絶賛しています。

それなのに、経済政策になると、社会主義的なことを語る人が多いのです。現在のヨーロッパの社民的な発想と言うより、一昔前の社会主義的な発想です。社民党の主張に近い感じですかね。

例えばヨーロッパの国々なら、左派の政権でも、デフレ時に金融緩和は行うはずです。というか、リベラルな政権ならなおさら、金融緩和を行いたがるでしょう。それが雇用対策になることが分かっているからです。

ただ、Yahoo!ニュースのコメント欄は、金融緩和の動きに対しても批判的です。金持ち優遇で、非正規を増やすだけみたいな所に着地するのです。ですからやっぱり、かなり古臭い社会主義的な発想をしている感じがするわけです。

「金融緩和をすると円安になって物価が上がって、庶民は生活出来ない」みたいなコメントもよく見ます。ここだけ見たら、本当に社民党みたいな主張です。一方で、靖国参拝は大賛成なんですけどね。

貧しい層が多いのかなあ

一つ思うのが、Yahoo!ニュースに頻繁にコメントしている人たちって、社会的な弱者が多いのかなあという事です。

経済問題に関しては、上に書いたように、社会主義的な雰囲気のする結果平等が好きみたいです。非正規はけしからんとか、金持ち優遇はけしからん見たいな主張が強いです。

それなのに、生活保護関連の報道に対しては、異常なほど強く反発を表します。ですから、単純に社会主義的かというと、そういうことでも無い様なのです。

それでは何なのだろうと考えると、単純に貧しい人が多いのではないかと思うのです。

アベノミクスの経済政策は、貧しい人からすると、おそらく金持ち優遇に見えるのでしょう。生活保護に関しては、働かないやつらが自分よりも良い暮らしをしているのがけしからんという思いがあるのでしょう。

また彼らは、10円とか20円程度の、ちょっとした値上げにも激しく反発します。全員が全員とは言いませんが、貧しい人が多い気がするんですよね。

まあ、普通のサラリーマンなら仕事をしている時間帯の書き込みも多いですからね。あながち間違っていない気がします。

主婦や学生の書き込みも有るのでしょうけどね。内容からして、そればかりとも思えませんから。


  1. 例えば、次の記事「12月有効求人倍率が6年3カ月ぶり高水準、完全失業率は3.7%(ロイター)2014年1月31日」 []

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