飲食店や小売店でアルバイトの頭数が足りない| 仕事を探しやすい状況だが、Yahoo!ニュースのコメント欄は平常運転

最近は、飲食店や小売店などでアルバイトの頭数が足りないようです。こういうところからも、景気がよくなっているのが分かりますね。消費税の影響はちょっと心配ですけど。1

雇用関連の統計では、他にもいい指標がでています。例えば、有効求人倍率なども回復しているようですね。例えば、26年2月の有効求人倍率は1.05倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇しています。仕事を選びさえしなければ、仕事が見つかる状態にはなっています。

アルバイトが足りないということは、当然ですが、時給も上がるでしょう。アルバイトの人の所得が増えることは、日本経済全体から見ると、明らかに良い事です。所得が増えれば、消費が増えることにもつながりますし。

さらに言うと、アルバイトの人件費が増えることは、正規雇用の社員の増加にもつながるはずです。本当に人手不足だということになれば、企業側としても条件を上げざるを得ないですからね。正社員の数を増やして、人材を確保しようと思うはずです。

雇用環境に関しては、本当に徐々によくなっていると言えそうです。

お店の側からすると大変

ただ、飲食店や小売店を経営している人には、人件費が上がるのは困ったことでしょう。コスト増要因ですから、経営への影響は避けられません。
特に、チェーン店などでは飲食店は利益率が特に小さいです。営業利益率ベースで5%を割っている所が多いようですね。1,000円で料理を売っても、50円も利益が無いと言うことです。

この状況でアルバイトの人件費が上がると、厳しい所も多いのでしょうね。バイト代が増えると、利益のかなりの部分が削られるのは確実です。

最初の産経新聞の記事を見ても、厳しい対応を迫られている所が多いようです。

Yahoo!のコメント欄は大バッシング

バイトが集めにくいという状況で、飲食店や小売店の側は難しい対応を迫られているのだとは思います。バイトに払う時給が上昇するからといって、価格を上げるのは簡単ではありません。

それでも率直に言って、日本経済全体から見ると、このニュースはとても良いニュースです。全体的に上向きだというのと同じだからです。

でも、Yahoo!ニュースのコメント欄を見ると、なんだか悪いニュースのような印象を受けてしまいます。賛成票が多い意見を、いくつか紹介してみましょう。

しかし、雇用者側が求めているのは安く激務で使い捨てできる労働力。まともに食っていける正社員職となると途端に渋くなる。
時給も物価・税率上昇前の低水準のままなので、アルバイト・パートで真っ当に稼ぐとなると相当な長時間労働を強いられます。

この意見って、どう考えてもおかしいですよね。人が集まらないとしたら、時給を上げるしかありません。低水準なままなんてことは、絶対にありえないんですよね。たまたま自分のバイト先の時給が上がっていないということなのでしょうか。

また、正社員を増やすのは、会社にとっては大きなリスクです。ですから、正社員の採用を増やしにくいという意見は正しいでしょう。ある意味、当然の話です。

でも、アルバイトを募集しにくい状況なら、バイトが突然首を切られるなんて可能性は小さいはずですよね。ですからこういう時期には、バイトの使い捨てはおこりにくいはずでしょう。一旦やめられると、次に下がるのが大変ですから。

率直に言って、こんなデタラメを書いていて、恥ずかしくないのか疑問を持ちます。ぜんぜん合理性が無いんですよね。どこかの新聞の意見を真に受けているのかなあ。

正社員云々に関しては、同じような批判コメントが多いようですね。例えば次のような感じです。

景気回復?パート、バイトは安くこき使える人材ってわけね。
回復してるんなら正社員採用しろよ。

これも上に書いた通りですね。景気回復で即正社員の雇用が増えるわけではありません。バイトの時給が上がるといったあたりから改善していくはずです。正社員が増えていくのは、もっと後のフェーズです。

正社員が増えていないから景気回復していないというのは、一見正しいことを言っているように感じるのかもしれません。しかし、実際には、出鱈目です。景気回復には順序があることを無視しています。

あと、もう人一つ誤解があります。人手不足になれば、バイトやパートでも「安くこき使える人材」ではなくなります。なぜなら、「安くこき使える人材」では人があつまりにくいはずですから。少なくとも、以前よりは状況はよくなっているはずでしょう。そういう状況を無視しているとしか思えません。

相変わらず大手マスゴミは安倍を持ち上げるための捏造記事ばかりだな。。読売や産経なんかは特にな。一体どこが景気回復してんだよ。景気回復してないから本来正社員がやる仕事を安い賃金でパートやバイトにやらせようとしてるだけだろバーカ。

「一体どこが景気回復してんだよ」と書いている人は、経済統計を全く見ないのでしょうか。有効求人倍率が増えているとか、完全失業率が減っているといった良いニュースは無視しています。

何でこんなコメントが出てくるのか、理解に苦しみますね。どの部分が「捏造」なのでしょうか。

おそらく、こういう人達は、デジタル的な思考をしているのでしょう。40点の状態が50点になったくらいではぜんぜん駄目だといいたいのです。合格点が70点だとしたら、それに到達するまでは回復したことにはならないわけですね。

でも、経済の回復って、突然ドラスティックに変わるわけでは無いんですよね。徐々に改善していくと考えるのが当然です。経済政策を即効性がある魔法か何かだと思っているのでしょう。

このようにYahoo!ニュースのコメント欄は、あまり根拠の無い、思い込みに基づいた批判のオンパレードです。しかも、明らかにおかしいと思える意見でも、意外と賛同票が多かったりするんですよね。

不思議です。

料金が上がると文句を言うんだろうな

ところで、Yahoo!ニュースのコメント欄に書いている人たちは、料理の代金が上がったら上がったで、文句を言うのでしょうね。過去のニュースを見ていると、彼らはちょっとした値上げにも敏感です。

例えば、消費税が8%に上がった時に、自動販売機の缶ジュースの価格が10円上がりました。これには多くの人が便乗値上げだと文句を言っていました。たった10円くらい別にどうでも良いと思うのですけど。

そんな細かいことを気にしている人たちですから、ちょっとでも料理の値段が上がれば大騒ぎでしょう。実際、マクドナルドが値上げをしたときには、すごい批判コメントがされていました。

でも、大手の場合は小さい利益率での経営です。バイトの時給を上げるには、料理の代金を上げざるを得ないでしょう。

料理の値段が上がるのはいや。でも、バイトの時給は上げろと主張するわけです。なんだか、無茶苦茶でです。


  1. 外食・小売で「パート・バイト争奪戦」 景気回復で不足、営業休止のチェーン店も(産経新聞)2014年4月23日 []

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