人手不足で店舗閉鎖のワタミが赤字決算

現政権の経済政策が効きはじめ、雇われる側にもメリットが現れつつあるようです。この事は有効求人倍率などの雇用統計にも表れています。

この事は、個別企業の業績にも影響を与えているようです。少し前に、企業がアルバイトの確保が難しくなっているというニュースをご紹介しました。今回見つけたニュースは、バイトを集めるのが難しいために、赤字を出した企業があるというものです。

具体的には、人手不足で和民の店舗閉鎖に追い込まれ、その閉鎖費用がかかったために赤字になったというものです。比較的安い価格帯で勝負をしていたチェーン店には厳しい状況なのでしょう。1

アルバイトの労働環境がよくなったということ

これって、条件が悪い企業では働く必要がなくなっているということですよね。バイト側が、ある程度自分で仕事を選べるようになっているとも言えます。

労働者の立場からすると、とてもいいことと言えるでしょう。また、企業の側からしても、基本的には良いニュースのはずです。景気がよくなれば、一般的に、売上が伸びますからね。

ただ、価格勝負をしていた飲食店には、かなり厳しい状況なのかもしれませんね。デフレ時代を謳歌した企業にとっては、向かい風ということです。

まあ、企業の業績というのは、経済政策の影響を受けるものです。デフレ政策の恩恵を受けていた所は、逆に厳しくなるのは自然なことではあります。

Yahoo!ニュースのコメント欄から一つ紹介

おまけに、このニュースの関するYahoo!ニュースのコメント欄の反応を一つご紹介します。

ワタミの低賃金が明らかになり、ブラックの代名詞として名を上げられたため、やむを得ず賃金をアップしたが…その途端の赤字
要するにこれまでの黒字は経営力でも何でもなく労働者の権利を侵害して得た利益だったということがはっきりした訳だ
果たしてこれを、商売というのかね?

これ以外のコメントも、和民に対しての厳しいコメントが並んでいました。ネットの世論は基本的に和民が嫌いなので、その分は差し引いて考えないといけないでしょう。

和民批判の部分は別にして、その他の主張はちょっと気になります。例えば、「労働者の権利を侵害して得た利益」みたいな主張は、ちょっと疑問ですよね。

この人は、ちゃんと分析して批判をしているのでしょうか。どうも、財務諸表を見た上で批判しているようには思えません。「労働者の権利を侵害」が「はっきりした訳」でもなんでもないと思うのです。

実はこの批判がおかしいことは、読売新聞の記事を読むと分かります。

本業のもうけを示す営業利益も、従来の50億円から29億円に引き下げた。2

本業の部分が予想よりも悪化しているのは事実です。しかし、未だに黒字なのです。赤字になった理由は、特別損失を出したことなどが原因です。コメントした人が何となく思いつきでコメントをしているのがよくわかります。

ネットで批判をするのも悪いとは言いません。でも、発言をするのなら簡単にでも調べれば良いのにと思うんですけどね。ほとんど条件反射で書いているのでしょう。


  1. ワタミ、上場後初の赤字に(時事通信 )2014年5月2日 []
  2. ワタミが上場後初の赤字…49億円、居酒屋不振(読売新聞)2014年5月2日 []

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