奈良県で、保育士を専門にした就職斡旋のための人材バンクが設立されるようです。県の事業として行うようですね。1
なんでも、保育士としての資格を持っているのに保育士として働いていない人がかなり多いようです。5割の有資格者が、保育士としての仕事をしていないようです。その一方で、現場では慢性的な保育士の不足があるようですね。
ですから、両者をマッチングするために、サービスを始めると言うことのようです。
待遇の悪さが問題みたいです
保育士の有資格者が保育士として働かない理由は何でしょうか。記事では次のように説明されていました。
保育士として働きたくない理由では「給料に不満」「休暇がとれない」「身体的な負担が大きい」などが多かった。
要するに、労働条件に比べて報酬が見合わないというあたりが問題のようです。介護の現場と似た感じみたいですね。
もっとも、保育士の有資格者も保育士として働きたくないわけではないようです。
保育士としての再就職のための登録制度(人材バンク)があった場合、8割が活用したいと答えていた。
もともと自分で希望して資格を取ったわけです。仕事に対する興味や関心は強いのでしょう。
他の都道府県でも似たような状況なのでしょう
ところで、こうした状況は奈良県に限ったものではないのでしょうね。他の都道府県でも、多かれ少なかれ、似たような問題を抱えているはずです。
今回の奈良県の取り組みがモデルケースになって、状況が変わればいいですね。
- 保育士、資格あっても働かず「2人に1人」 奈良県が人材バンク創設へ(産経新聞)2014年5月21日 [↩]
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